「学校に行きたいけど行くことができない」
そんな悩みを抱えているお子さんや親御さん向けに、自宅学習で出席扱いが認めらえる通信教育の制度が発足されました。今回は、不登校でも出席扱いされる通信教育についてご紹介します。
Contents
不登校の定義
不登校とは、 『何らかの心理的、情緒的、身体的、あるい は社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくてもできない状況にある ために、年間30日間以上欠席した者のうち、病気や経済的理由を除いたもの」 としている。
年間30日以上お休みをしてしまうと、不登校扱いされることになります。
出席扱いの定義
また不登校児童の出席扱いの定義は以下のようになっています。
不登校児童生徒が学校外の施設において指導等を受けている場合、これらの児童生徒の努力を学校として評価し支援するため、我が国の義務教育制度を前提としつつ、一定の要件を満たす場合に、当該施設において指導等を受けた日数を指導要録上『出席扱い』とすることが可能
引用:文部科学省
一定の要件を満たす場合に、指導等を受けた日数を指導要録上『出席扱い』とすることが可能です。
不登校でも出席扱い
文部科学省では、一定の条件を満たせば不登校でも出席扱いとして記録することを認めています。条件は大まかに以下の3つです。
条件
①:義務教育の不登校生が学校外で指導を受けている場合
②:高校の不登校生が学校外で指導を受けている場合
③:義務教育の不登校生が自宅でICT等を使って学習活動を行った場合
③の条件は、小学生・中学生を対象としており、高校生は含まれていません。
不登校生徒の出席扱い要件の7項目
通信教育をしながら、出席扱いが認められる7つの要件はこちら。
- 保護者と学校との間に十分な連携・協力関係があること
- ICTや郵送、FAXなどを活用して提供される学習活動であること。
- 訪問等による対面の指導が適切に行われること
- 学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること
- 校長が対面指導や学習活動の状況を十分に把握していること
- 学校外の公的機関や民間施設等で相談・指導を受けられない場合に行う学習活動であること
- 学習活動の評価は、計画や内容を学校の教育課程に照らし判断すること
以上の条件を満たせば出席扱いに。
出席扱いされる通信教育
すらら
対話型アニメーション教材の提供で知られる株式会社「すらら」
勉強嫌い・不登校・発達障害のお子さん向けのeラーニングを提供しています。2012年には、教育部門最高峰の「日本e-Learning大賞 文部科学大臣賞」を受賞。
すららは、不登校でも出席扱いされる通信教育といえば「すらら」と言われるほど認知度の高い通信教育。企業自体が不登校児童を重点とした教材を作り、出席扱いされるカリキュラムを提供することに力を入れているので、安心して取り組むことが可能です。また、無学年方式というスタイルをとっているので、振り返り学習をすることができます。専門コーチが担当してくれるのも人気のひとつ。
詳しく→すらら
すららが不登校の生徒の出席扱いについて文化省から許可があります。
#アルファ進学ゼミ#個別指導#すらら#大阪狭山市#徒歩1分 場所: 大阪狭山市駅 https://t.co/Ke6TvpnEHE— アルファ進学ゼミ (@alpha_kobetu) August 17, 2020
不登校でも、家でデジタル学習して学校と連携すれば出席扱いになります。文科省のHPにも載っていますが、例えば「すらら」という所は、どうやって学校と連携したらよいかサポートしてくれますよ。どんな子供も希望をもって歩んでいって欲しいですね!
— しばしばまるも (@sibasibamarumo) April 30, 2020
文科省はそもそも不登校でも家でITつかってやればよし、としてるのでなんも問題ない
新たなコンテンツが学校が作らなくても、すららとかあるからそれでええやん pic.twitter.com/A68rdkne3Y— くろねこのたんご | パパママ育休 | リモート復帰 (@mimisaru) February 26, 2020
息子の友達が不登校だからすららネットで勉強している。
すらら側から学校へ、勉強の進行具合を教えてほしい、出席扱いにしてほしいって要望したら
両方とも拒否されたらしい😢
もうどうしろって言うの💦
本当に子供のことを1番に思ってるのかな❓って疑問。
拒否した理由も教えてくれないらしい😭— まい ザ⭐︎コミュ障 (@g48wPLDiUV3Yn1m) September 21, 2020
極まれに学校側が拒否する場合もあるようですが、すららが学校側に対応してくれる様子もわかります。
サブスタ
サブスタは「ICT教材」を使ったオンライン学習が学べる通信教育。不登校生徒の出席扱い要件を満たしているため、サブスタを学ぶことにより出席扱いを受けることが出来ます。
詳しく→サブスタ
「不登校でも出席扱いになる」とはっきり明記されている通信教育は「すらら・サブスタ」の2つとなっています。
以下の通信教育も条件は満たしていますが、出席扱いの明記はされていません↓
スマイルゼミ
スマイルゼミも不登校のお子さん向けの教材と言えます。スマイルゼミはタブレットで学習をすすめる方法で「国語・数学(算数)・理科・社会・英語」の基本5教科はもちろんのこと、中学生講座では「音楽・美術・技術家庭・保健体育」を加えた9教科全てを学ぶことができます。また、小学1年生から高校3年生までの全科目を追加料金なしで学習可能。学習の遅れを取り戻すことができます。
詳しく→スマイルゼミ
同時処理が得意な息子にスマイルゼミがぴったりハマったんだろうけど、誰もスマイルゼミの事教えてくれなかった。
なので、私がおススメする!
不登校で勉強きらいならスマイルゼミが良いよ!— マロア(改名) (@JtjdoBMkATGSJF2) December 13, 2018
不登校二男の学力定着の為にスマイルゼミ始めた。低学年時ベネッセタブレットで失敗していて不安はあったが、本人も成長してるし内容もベネッセより合ってそう、と始めて2ケ月。しっかり1ケ月分を月内に消化。しかも社会は定着率もよく、学校のテストも自力で解き85点。平仮名OKの担任の先生にも感謝。
— nako.t (@pokotto15) October 21, 2018
ちなみに不登校で自宅学習させるなら、スマイルゼミがいいと思う。
学校の教科書を指定して、教科書の内容をしてくれるから、急に学校に行っても学習内容やテストは出来るはず。
私は、半年近く入院して、学習がついて行けずに落ちこぼれたタイプ。当時、スマイルゼミがあったらなぁ…って思う。— こあゆ💮学習記録 (@koayu_ka) March 7, 2020
スマイルゼミも自宅学習として大変評価が高い教材となっています。但し、すららのように不登校の出席扱いを大々的に謳っていないのが不安の一つ。しかし、スマイルゼミは「ICTや郵送、FAXなどを活用して提供される学習活動であること」の条件を満たしているので、学校側との連携・信頼関係が築けている場合、自分からスマイルゼミをしていると伝え、認めてもらう手順が必要です。
スタディサプリ
スタディサプリも「ICTや郵送、FAXなどを活用して提供される学習活動であること」の条件を満たした教材です。アプリを使って基本の5教科(国語・数学(算数)・理科・社会・英語(小学生を除く)」を学習可能。月額1,980円から5教科を学べるメリットに加え、中学生・高校生講座では専門コーチがフォローしてくれるコーチプランもあります。小学4年生から高校3年生までの講座を追加料金なしで学び放題。
詳しく→スタディサプリ
新型コロナ オンラインで学習支援 不登校生対象 奈良 /奈良
毎日新聞2020年7月4日 地方版https://t.co/UDbxnx7uiU
民間のオンライン授業アプリ「スタディサプリ」の授業を受けてもらい、登校しなくても出席扱いにすることも検討している。利用申し込みを受け付け中。— 平和男 (@livelylifeline) July 4, 2020
不登校児童の学習支援などを行う名古屋市の子ども適応相談センター #なごやフレンドリーナウ を視察。
ここでは #スタディサプリ というタブレット教材を利用して、子どもの自主性を重んじながら、一人ひとりに合った学習機会を提供しています。https://t.co/BwYC0hmOxZ— てるきな弘志 (@Terukina_H) January 16, 2020
スタディサプリもスマイルゼミと同様、事前に担当の先生に相談してから受講することをおすすめします。
このように、不登校でも自宅で学べる通信教育はたくさんあります。ただ、出席扱いを目的とした通信教育という観点からみると「すらら・サブスタ」が有利と言えます。スマイルゼミ・スタディサプリも条件を満たしているので、担任の先生に相談してみましょう。
まとめ
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